【テトラコケブロック】水草水槽にコケ抑制剤を使用した結果、コケは消えないがベタが繁殖行動を始めた…

我が家の水草水槽にだんだんとコケが増殖
これまで紹介してきた我が家の水草水槽ですが、なかなかコケが消えません。
この間、水替えを増やしたり、光量を調節したり、二酸化炭素を添加したりといろいろな方法を試してきたのですが、どの方法もいまいち効果が表れません。
唯一効果があったのが水槽の完全遮光。1週間ほどの遮光で、だいたいのコケがいなくなったのですが、光が無くなったことで、有茎草がビヨビヨに間延びしてしまい、見るに耐えない姿になってしまいました。
その後、がっつりとトリミングをしてみたり、逆に肥料を追加してみたり、いろいろと試しましたが、何をしてもコケは消えません。
我が家の水草水槽はまだコケをコントロールできるまでは管理できていない状況です。
自力でのコケ対策に白旗!コケ抑制剤に手を出すことに…
そのような中、ついにコケ対策系のアイテムに手を出すことにしました。本当は、もう少しコケをコントロールできないか試したかったのですが、成長が遅い水草がコケまみれになり始めているので、興味本位ではありますが、コケ抑制剤にチャレンジ!
今回はコケ抑制剤の力を借りて、まずはコケの侵食をストップ。それから水槽のバランスを整えつつ、コケの出ない環境を作っていきたいと考えています。
水草水槽をコケを抑制してくれるテトラコケブロックの特徴
今回使用するのは、テトラ社のコケブロックです。いろいろな会社からコケ対策の添加剤が販売されているのですが、コケブロックの説明書きには熱帯魚や水草、微生物には影響がないと書かれているのでこの製品を選んでみました。

使用する際には生体の様子をよく見て、体調を崩してしまったようなら使用を止めた方がよいでしょう。
テトラコケブロックの作用機序
テトラコケブロックはどのような仕組みで効果を発揮するのでしょうか。
アクアリウム一般の添加材についても言えることですが、添加材に含まれた薬剤がどのような動きをして結果に結びつくのかが全く分かりません。
これはアクアリウム業界のよくないところです。(ただの水に「水質浄化剤」ってラベル貼るだけで買う人がいるんでしょうね…私みたいに。。。)
そんな中、テトラコケブロックはウレア系化合物と記載があるだけ良心的ですが、ウレア系化合物にどのような効き目があるのかはわかりません…
ウレアというのは、和訳すると尿素のことなのですが、尿素系の薬品には、光合成を阻害する役割を持つものがあり、除草剤にも用いられています。
除草剤とは穏やかではない響きですが…きっとテトラ社がなんかうまいことやって水草は除草されないようにしてくれているのだと思うことにしておきます。

コケブロックの実際の使用感
コケブロックの液体は、かなりとろみが強く、そのまま水槽に入れると、生体にかかったり、水草にかかった部分が枯れたりしそうで心配です。用法に記載されている通り、先に水に溶かしてから入れる必要がありそうです。液体に色はついていません。
コケブロックの効果は「藻類の生長や増殖を抑えること。」
以下の写真は、使用前と1週間後の様子です。
いい面でいうと、使用後に伸びたと思われる先端の部分にコケがついていません。もしかするとこの部分に効いているのかもしれません。
一方、悪い面でいうとブセファランドラの下部が溶けてしまいました。これまでこのように葉が枯れることはあまりなかったので、もしかすると薬剤のせいかもしれないと思ってしまいますが、確証はありません。
コケブロックの成果
以上のとおり、コケブロックの効果があるのかないのかわかりませんが、コケが増えることはなく、生体の体調が崩れることもなかったので、一応最低限の成果は得られたこととしておきます。
そして効果とは言えないですが、飼育しているワイルドベタ・アルビマルギナータが繁殖行動を始めました。コケブロックを添加して数日後には、オスのアルビマルギナータが卵を咥えていました。
これがコケブロックの効果だというと誤解を招きそうですが、そんな思わぬ影響もあったというお話です。