蛍光灯を使って水草育成!8つのポイントを解説

こんにちは、にゃんすです。
今回は、蛍光灯を使って水草を育成する場合のポイントを解説します。
蛍光灯でも水草は育つのか
水草の種類によりますが、蛍光灯を使っても水草を育成することができます。LEDが主流になったのはここ数年のことで、その昔は蛍光灯以外の選択肢はありませんでした。LEDに対しては、電気代や光量の強さなど大きく劣る点があり、あえて蛍光灯を使う必要性は感じられませんが、蛍光灯が水草育成に使えないことは決してありません。
蛍光灯でも十分な光量を供給できるか
育成する水草が必要とするだけの光量を供給するだけの蛍光灯を設置すれば、十分な光量を供給することができますが、蛍光灯特有の課題もあると考えています。
蛍光灯を水槽に設置する際は、このような水槽用のセットを使って蛍光灯を設置することになりますが、一般的な製品は水槽の奥行に対して、蛍光灯が光を照射できる範囲が狭く、水槽の前後半分しか照らすことができない場合があります。そのため、蛍光灯の直下の水草は問題なく育つものの、その範囲外の水草が育たないということがあり得ると考えています。
蛍光灯のスペクトルは水草育成に対応できるか
スペクトル図については以下の参考資料に掲載されていますので、そちらをご確認ください。一般的には、各色がバランスよく備わっているものが良いとされていますが、個人的に見聞きした話では、水草がスペクトルに合わせることもあるのではないかという話を聞いたこともあり、何が正しいのかはわかりません。より詳しい研究が必要な分野だと思います。
水槽の見た目への影響はあるのか
こちらで使用している商品(パルック、クール色)については、少し青みがかった色を照射しますが、LEDの方がさらに青みを感じます。
紫外線について
一般的な蛍光灯が水質を変えるような情報はありませんが、紫外線が発生することはLED照明との違いと言えそうです。
パナソニックのサイトでは、光源の種類によって紫外線の放射についてのデータが掲載されています。
(参考)Panasonic社のHPです。https://www2.panasonic.biz/ls/lighting/plam/knowledge/document/0318.html
LEDに対するメリットはあるのか
個人的には、LEDに対する蛍光灯の優位性は見いだせません。強いて言うと、「枠あり水槽に蛍光灯」という、昔ながらのアクアリウムにレトロ感を感じられる人であればメリットがあると言えるのかもしれません。
熱帯魚用の蛍光灯はどこに売っているのか
熱帯魚用蛍光灯(ケース部分)の供給については、大手通販サイトからの供給がほとんどなくなっており、ヤフオクやメルカリ等を活用し、個人からの入手が可能です。
また、熱帯魚用蛍光灯についても、ほとんど供給がありません。後述しますが、一般家庭用の蛍光灯を転用してアクアリウムに使用することが現実的な対応となります。
なお、家庭用の蛍光灯についても未だ供給はあるものの主流はLEDに移行していることから、かなり探し辛くなっています。今後はより一層入手が難しくなるものと思われます。
一般向けの蛍光灯は使えるのか
熱帯魚の飼育に際しては、全く問題なく一般の蛍光灯を使用することができます。実際、熱帯魚水槽のセット販売でついてくる蛍光灯は一般用のものが使われている場合が多いです。ちなみに我が家で使用しているGEXのクリアライトにはNECの蛍光灯が使われていました。